愛は要らない【番外編】
「履歴書は・・・」
「そうだね。明日、正式に面接をしよう。その時に持ってきてくれる?」
「分かりました」
店内を見回して、綾野はコーヒーを飲み干した
「お昼は忙しいから・・・。今日と同じ時間にしよう。予定はあるかな?」
「大丈夫です」
大体西園寺家でのんびりしているので、予定などあるはずもない
「じゃあ、明日また来ます」
「あぁ、よろしく」
綾野は一礼してから、店を出ていった