愛は要らない【番外編】


「遅刻?!」

「こんにちは、隆平くん。時間通りだよ、大丈夫」


息を切らして店内に飛び込んできたのは、茶色い髪の青年


「マジ?よかったぁ・・・」


安心したように、青年は深く息を吐き出す


「彼は桜木 隆平くん。2年前からアルバイトとして来てくれているんだ。綾野ちゃんと同じ、19歳だよ」

「は、初めまして。桜木、隆平、です」


まだ息が荒れているのか、自己紹介も途切れ途切れ


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