愛は要らない【番外編】
「私に、起きて待っていろと?」
綾野の顔が、遥に迫る
「私も仕事をしているのに?それでも、待っていろと?」
「い、いや・・・」
あまりの迫力に、遥も怯えてしまう
「貴方が23時くらいに帰ってくるなら、私も起きて待ってますよ?でも、貴方が帰って来るのは日付も変わる頃。・・・・・・それでも?」
「・・・・・・・・・他に癒しを求めてしまうかもしれない・・・・・・」
遥の言葉に、綾野が一瞬考えて・・・
「それは・・・、困ります」