愛は要らない【番外編】


「ホント?」


遥は渋々、綾野のお願いを聞くことにした


「ただし、条件が1つだけある」

「条件?」

「送迎は絶対」


遥の言葉に、綾野が小さく笑う


「心配してるの?」

「まぁ・・・」


綾野は箸を手にとり、遥を真っ直ぐに見つめる


「どこにも行かないわ。帰る場所は、貴方の所でしょう?」

「・・・・・・そうだね」


笑う遥を見て、綾野はようやく食事を再開する


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