愛は要らない【番外編】
「か、楓・・・ッ?」
思わず立ち上がり、自分の目を疑う
何度見ても、間違いなく楓
「・・・・・・・・・有沢くん、お客様はお帰りだ」
「ちょっと!!!」
追い出そうとする遥に、楓が必死に抵抗する
「で、何の用なんだ?」
「アメリカに帰る前に、挨拶しとこうと思って来たのよ」
ソファーに腰をおろして、楓が足を組む
「なら、もう帰っていいんじゃないか?」
「ひどい男ね。もう少し優しく接してほしいわ?」