愛は要らない【番外編】
「縛ってるんじゃない?バイトさせるのも、渋ったんでしょ?」
「う・・・ッ」
痛いところをつかれて、遥が胸をおさえる
「愛してるんでしょ?なら、することは1つじゃない?」
「・・・・・・・・・???」
「じゃ、私は帰るわ」
立ち上がって、楓は専務室のドアに歩み寄る
「することって?」
「そんなの、自分で考えなさいよ。結子~、見送りに来てよ」
「先輩・・・」
嫌々、結子は楓の後を追いかけた