愛は要らない【番外編】


自分に言い聞かせて、綾野は仕度に取りかかる






前菜を前に、遥は様子のおかしい綾野に声をかけてみる


「綾野?・・・・・・具合悪い?」

「い、いえ・・・。大丈夫です」

「なら、いいけど・・・」


納得していない遥だが、店員が料理を運んで来たため、追求するのをやめた


「うっ!」

「綾野?」


運ばれてきた料理に、綾野が急に顔を背ける


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