愛は要らない【番外編】


先に取っておいたホテルの部屋で、綾野はぐったりとベッドに横たわる


「すみません・・・」

「大丈夫だよ。食事はいつでもできるから」


ミネラルウォーターを枕元に置いて、遥は綾野の傍に腰をおろす


「具合が悪いなら、無理しないでよかったのに」

「食べ物の匂いを嗅いだら、急に気持ち悪くなって・・・」

「・・・・・・・・・・・・綾野、生理来てる?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来て、ます」


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