愛は要らない【番外編】
頷く遥野に、友人も呆れる
「無理じゃない?遥野のお父さんが素敵すぎるよ。あんな人、滅多にいないよ?」
「私の年の時、ママはもうパパと結婚したんだよ?私もそんな恋したい~!!」
いつものこと、と友人は聞いてるふり
「いないかなぁ、素敵な人・・・」
寂しいため息を漏らして、遥野は家へと帰ることにした
「お帰り、遅かったね」
「ただいま、静、薫」
双子の弟に出迎えられ、遥野は自室へと一直線