愛は要らない【番外編】
目の前に現れたのは、金髪にピアスだらけの派手な外見の青年
今まで見たことのないような人種に、遥野は思わず叫んでしまった
「ん───!!ん──────!!!」
口を塞がれて、こもった声しか出ない遥野
「今、声しなかったか?」
「あぁ。叫び声みたいな・・・」
近くで聞こえる声に、派手な外見の青年が一瞬怯えたように震えた
その瞬間を狙って、遥野は青年の手から逃れて───
「キャー!キャー!!」
「ちょっ・・・!マジでやめろ!!!」