愛は要らない【番外編】
少し心配になって、綾野は遥野の部屋へ向かった
「遥野?入るわよ?」
ノックをして、綾野は部屋へと踏みいる
「ホントに暗いわね。何かあったの?」
ベッドに座り込む遥野の隣に腰をおろし、綾野は暗い顔の娘に声をかける
「・・・・・・・・・・・・ママのファーストキスは、どんなだった?」
「・・・・・・・・・18の頃、結婚式の時だったかしら」
綾野が答えると、遥野はベッドに倒れ込んだ