愛は要らない【番外編】
「何?」
「私もそんなファーストキスを夢見てたのに~!!!」
遥野の嘆きに、綾野はなんとなく状況を理解した
「なあに?キスしたの?おめでとう」
「おめでとうじゃないよ!あんなファーストキス、絶ッ対嫌!!」
今にも泣き出しそうな娘に、綾野は呆れたようなため息を漏らす
「なら、カウントしなければいいでしょ?気持ちの入っていないキスなんて・・・」
「・・・・・・・・・娘に見合いはさせるくせに」