GG
疲れた僕が机に突っ伏してくると、友達の中充がいつものようにニヤニヤしながら声をかけてきた。
「大丈夫か?」
言う事はいつも一緒だ。
いや、笑い事じゃねぇよ・・・と僕もいつも通りの返事を返す。
結構真面目に悩んでるんだから。
「まぁでもよ、贅沢な悩みだよなぁ」
当事者以外は気楽なものだ。
そもそも僕には、なぜ僕がこんなに女の子に追い回されなくてはならないのかがよく分からない。
彼女達に聞いてもよく分からない。

「えぇ~、だってぇなんかぁ、ゥチらに告ってくる男ってみんな一緒でつまらんもん!」
「その点、直也はなんかどっか普通じゃなくてぇ、ぃぃ感ぢ?みたぃな」
「あぁ~それそれぇ、なんかヘンなんだょねぇ、ぃぃ意味で!」
「っいでに顔も超ィケメンだしね」
「ゎかる~」

僕のどこがそんなにヘンなんだろうか。
本当に僕には分からない。
ていうかいい意味で変ってなんだ。
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