PEACH☆DROP



学院内で唯一パワーテニスでプレーをする。



晃弥のサーブを取れる奴は全国に多分極わずかな奴しかいない。



その晃弥の後ろで眠そうな顔して歩いてくるのが、七瀬紘汰(ななせこうた)。



同じく翠嶺学院高等部2年。



紘はアクロバットテニスを得意とする子学院ではアクロバットテニスをする2人の内の1人。



いつも眠そうにしてるけど、これでも紘は男子の副部長をしてるし、実力もかなりある。



「久しぶり、紘☆ 紘は相変わらず眠そうにしてるよねぇ(笑)。ちゃんと寝てる?」



『う〜ん……』



寝ぼけた声で曖昧な返事をする紘汰。



『紘汰ッ!いい加減起きて覚醒しろ!!』



『う〜ん……』



またも曖昧な返事を返した紘汰。



その返事に晃弥と私の間に笑いとため息がこぼれた。






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