PEACH☆DROP



『それより美姫、久しぶりに俺と軽く打たないか?』



挨拶が終わったトコで話しを切り替えたのは晃弥だった。



『あッ!ズルイ!美姫はうちと打つのッ!!』



その意見に反発するように晃弥を睨みつけながら私の腕に弥生自身の腕を絡ませる。



『もちろんあたしとよね? 美姫』



そんな二人を気にしない感じで、満面の笑顔を向けながら私に問う塑羅。



『俺と打つ……』



意識は覚醒してきてるけど、まだ声は寝起きの声で、目も眠たそうに目を擦ってる。



私が来たら必ずと言ってイイほどあるこのやり取り?毎回来ると私と打つの誰かを決める言い合いがまた始まる(苦笑)。



また始まったよ………。







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