jkですけどなにか?①
あたしは
近くを
見回した。
『あの人…
ぽくない?
ちょっとキミ!
あの人?』
『…っ
理香子…!!』
『間違いない?
じゃあ行くよ』
『あの…』
さっきの男が
あたし似の
同姓同名に
声をかけた。
『え?
まさか…
貴くん?』
『そうだよ!
内山 貴史
-ウチヤマ タカシ-
だよ!!
よかった…
ずっと探してたよ
理香子…』
『貴くん…
ごめんね
親の転勤で……
貴くんに言ったら
寂しく
なっちゃう
から……』
『いいよ。
会えてよかった』