大切なキモチ




「坂本さん飲んで温まりなさい。」


上田君のお母さんが ココアを用意してくれた。







「・・・ありがとうございます。」

ペコリと頭を下げ 私はココアを一口口に含んだ。



「下の名前なんて言うの?」

顔を見なくても分かる。 おばさんの声はものすごく優しかった。





「あやって言います。」




「あやちゃんね、可愛い名前ね。」






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