大切なキモチ



「・・・・・ひげ・・・・。」







「えっ?」





「上田君に白いひげができてる・・・」




私が上田君の顔を指差すと 顔を真っ赤にした上田君がバッと離れていった。



さっきまで髪の毛を拭いていたタオルで一生懸命顔を拭っている上田君の姿をみていると心の奥がポッと温かくなった。





ドキン。




まただ。









上田君を見ていると冷たくなったはずの心がポッと温かくなるんだ。

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