大切なキモチ
別れ?
「あや!!心配してたんだからな!!」
私の姿を見つけたお父さんが ギュッと私を抱きしめてくれた。
「ごめんなさい。シンもごめんね?」
私が謝るとお父さんは優しく微笑んみ、シンは私のシャツの裾をギュッと握った。
そっか悲しいのは私だけじゃない。
私より小さいシンだってつらいの我慢してるんだから 私がシンを守ってあげなくちゃ。
「上田君、今日は本当にありがとう。君があやを見つけてくれていなかったら今頃どうなってたことか・・・」
申し訳なさそうな顔をしながらお父さんが上田君に話をしていた。