カナリアンソウル
「お前がどこ行ってたかなんて、わざわざ聞かねーから安心しろ。」
そう言って、あたしの頭をくしゃくしゃにする手が「一生自分のものになれば良い。」って思ったのは自分だけの秘密。
「結衣をさ、そんな顔にさせてる原因って何?好きな奴でもいんの?」
真面目な顔の陸斗と目があって、さっきのリンゴみたいに腕の中に吸い寄せられた―…
『あたしってどんな顔?そんなにひどい顔してるの?』
その質問、頭悪そうに聞こえるぞ。って笑いながら陸斗はあたしの肩に頭を降ろす。
「結衣はいっつも泣きそうな顔してるんだよな、会ったときから。」
陸斗は前にも言ってたよね。あたしが寂しそうだって。
「俺、お前のそーゆうの放っておけないわ。」
恥ずかしい。今顔見られたら、それこそ変な顔になってる。
そう言って、あたしの頭をくしゃくしゃにする手が「一生自分のものになれば良い。」って思ったのは自分だけの秘密。
「結衣をさ、そんな顔にさせてる原因って何?好きな奴でもいんの?」
真面目な顔の陸斗と目があって、さっきのリンゴみたいに腕の中に吸い寄せられた―…
『あたしってどんな顔?そんなにひどい顔してるの?』
その質問、頭悪そうに聞こえるぞ。って笑いながら陸斗はあたしの肩に頭を降ろす。
「結衣はいっつも泣きそうな顔してるんだよな、会ったときから。」
陸斗は前にも言ってたよね。あたしが寂しそうだって。
「俺、お前のそーゆうの放っておけないわ。」
恥ずかしい。今顔見られたら、それこそ変な顔になってる。