秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

stage21 ビョーキと言うもの



「……は?」


清潔感のある病室にアタシの間抜けな声が響く。


「えっと、簡単に説明すると事故を目の前で見てしまったショックが大きいのでほんの少しですがカウンセリングが必要、と言う事です」


目がでかくて、白くて顔が小さくて…まるでウサギみたいな感じ。

それにまだ学生じゃない??


って位若く見える看護師に言われた。


「つまり何?アタシが気違いだとでもいいたいわけ?」


看護師をにらめつけ言った。

元々目力の強いアタシが睨むと大抵の人は縮こまる。


「そんな事は言ってませんカウンセリングが必要と言ったんです」

そんなアタシに対してもビクつかず、一生懸命返す、若手看護婦

カウンセリング??


やっぱそぅじゃん。


アタシが頭の可笑しい人っていいたいんじゃない。

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