秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下


……突然溢れ出す涙。


沢山溢れたす感情。


でもいろんな感情が溢れ出しすぎて、なんかよくわかんない。


ひさしぶりの止まらない涙。





「ありがとう」


匡の身体から一旦離れて、匡の瞳をまっすぐに見つめて言った。


「カッート!」



監督の声で身体中から力が抜けた。



「いやー、良かったよ!とくに乙宮の表情。ハッとなってから徐々に優しい笑顔になってく感じ!あと緋山のホントに大事そうに乙宮を抱いてるとことか。あと緋山がなんか囁いてる風を装ってるとことか」
< 107 / 132 >

この作品をシェア

pagetop