秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
……突然溢れ出す涙。
沢山溢れたす感情。
でもいろんな感情が溢れ出しすぎて、なんかよくわかんない。
ひさしぶりの止まらない涙。
「ありがとう」
匡の身体から一旦離れて、匡の瞳をまっすぐに見つめて言った。
「カッート!」
監督の声で身体中から力が抜けた。
「いやー、良かったよ!とくに乙宮の表情。ハッとなってから徐々に優しい笑顔になってく感じ!あと緋山のホントに大事そうに乙宮を抱いてるとことか。あと緋山がなんか囁いてる風を装ってるとことか」