秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

stage30 順調


「準備オーケー??」


このOKの単語さえも上手く発音出来ずに棒読みなのはアタシ。


「ああ」

いつもより声が低くて、兄貴が緊張してるのがよくわかる。


「大丈夫!兄貴昔から目立つの好きだったじゃんか。それに話は司会が進めてくれるから」


「おお」


元気ない兄貴を励ます純君。

「新一君、軽くね」


うっわ、純君キザ~。


今ウィンクしたよ??


兄貴相手にウィンクしてどーすんだか。


「本番1分前でーす。入ってください」


スタジオのスタンバイの席から、トーク席に移る。



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