秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
「睨んでませんよ?いつもこの表情なんです。話がないなら失礼してもいいですか?この後も仕事つまってるんで」
あんたは暇でもアタシは忙しいんだよ
「今に見てなさいよ、いつかアンタの持ってるもの全部持っていってやるから」
今までの中で一番恐い顔で言い放つみさきあや。
「それじゃあ失礼します」
回れ右で相手にしないで帰るアタシ。
だって自分より売れてないただのモデルに出来ることなんかたかが知れてる。
いちいち相手にしてらんないよ。
そう思ってアタシは駐車場に向かった。