秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
携帯のバイブが部屋に響く。
「あれ、アタシの携帯?」
画面を見てみると匡からのメールだった。
”今度デートしたいんでけど、侑姫休みとれる?”
いやいやいや、無理っしょ。
スケジュール空かないダロ!
そんな時にタイミングよくインターホンが鳴った。
「純くーん!ぐもにーーー!!」
「おはよう侑姫ちゃん、新一君」
リビングまできてアタシの淹れたあまーいコーヒーを口に含む純君。
「ねぇ、純君来週か再来週に・・「休みならとれないよ」
まだ話してる途中なのに先読まれた!
「なんで?どうして?半日でいいから、お願い~純君~」
「空けたらどうせ緋山君とデートでもするんでしょ、ダメダメダメ。絶対にダメ」