秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
って…アタシなんでこんなにイラついてるんだろう、妊婦じゃあるまいし……
そんな自分にまた自己嫌悪してたら先生がアタシの病室に着いた。
「乙宮さん、今の身体の状態はどのようなものですか??」
凄く綺麗な動作でファイルを開き、ボールペンを用意した。
「別に……ただちょっと頭がイタイ位です」
「ーん、と偏頭痛みたいな感じかな??」
「あっ!ちょっとそんな感じです」
偏頭痛みたいな鋭い痛み。
「他に何か症状がありますか??」