秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

「あー!純君純君、これも!!」


ファンの方から病院宛に送られた花束も、アタシの生活必需品も全て純君に持たせる。



「少しは自分で持ったら?」

父親みたいな事を言う純君。




「いやだ、アタシ入院してたんだよ??それにアタシはアイドルだもん」





荷物なんか持たないもん。


病院でお世話になった方々に挨拶をして回って、サインめっちゃ書かされて……


皆、いいスタッフさんだった。



「下の受付で多分緋山君待ってるから、外に出て、一緒に記者に受け答えしてさらっと通すよ」


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