秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

「このドラマは今視聴率が20代に乗ってるそうですね??」


初っぱなから緋山匡に質問をふる、司会者(雌)


「えぇ、スタッフ一同で驚いてます」


おどけて言う、緋山匡。


ホント凄いですよねーとか適当に相槌を打ちながら、アタシ達を雛壇に座らせた。


当然のように隣に座ろうとする緋山匡にアタシは


「は??アンタが隣??」


と言いはなってやった。


「当たり前」


って一瞬で返事して、アタシの隣にドスンと腰を下ろした。




それから暫くして撮影を終え、控室へ戻った。



控室で荷物を揃えて久しぶりの我が家へさて帰ろうとしていると誰かが控室のドアをノックした。


「??はーい…」



こうやって突然控室に突入する番組の撮影かな??



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