秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下


ドアを開けると見たことある男性。



……誰だっけ……??



―ん、絶対会った事のある人なんだけどな!!


顔はなんか整ってる。


なんか緋山匡とかとはまた違って……


サーファー系。

浅黒く焼けた、筋肉質の身体に金色の髪の毛を遊ばせている。

ピアスがじゃらじゃら付いてて、軟骨にも幾つか綺麗なブルーのピアスがお洒落に付いていた。


高い鼻にほりの深い目が印象的。


どこの役者さんだっけ……!?

俳優かなんかだとは思うんだけど。

「侑姫!!久しぶり!!元気だったかぁ??」


ポンてアタシの頭に手を乗せて撫でる撫でる。


やばい、この人の態度からして結構仲が良かったっぽい。



ええい!思い出せないから適当に媚びうっとけ!!

「お久しぶりです!!お陰様で元気でやらせてもらってますぅー!!」



やばいやばいやばい!!まじで思い出せない!!


けどそんなこと(多分)お世話になった先輩に対して絶対言えない!!


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