秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

「え゛??いいの??めんどくさいから写真とか撮られないようにしてね」

突然口を開くのは純君。

ホントにめんどくさそうな顔でアタシを見てくる。


「だってしょうがないじゃん、たった一人の家族だもん」


どんなにウザくても切っても切れない縁てゆうのはあると思う。



「まぁ、そおなるけどね……」


まだ不満そうな。

「とりあえず、送ってく」



2人は無言で、兄貴だけぎゃんすかきゃんすか言いながら駐車場まで歩いた。


「ねぇ、うちにどれくらいいるわけ??」



やっぱり1人暮らしからの2人暮らしってかなりの変化だよね……


お風呂に行くときパンツ忘れたら素っ裸で取りに行けないじゃん。


BLも堂々と読めないし―…


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