秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下
stage25 双人暮らし


「ここがリビング。全裸禁止、上半身のみの裸なら可、でこっちがトイレで……」


家に着いてまず兄貴を案内する。


純君には別れ際に"ホントに気をつけるんだよ!?"って念を押された。


「すっげー、お前かなり儲かってんのな!!」


どこを案内してもそういう兄貴。


「まぁ、その分かなり忙しいしね!あ!で、この猫がこの前社長がくれた″キョ……キョキョキョ……~なんちゃって!!」



……かなり無理な誤魔化し。


承知の上です。

どうしよう、どうやって言い訳、もといカバーしよう。


「もともと!キョウコってゆう名前があったらしいんだよね!!そう、キョウコ!!アタシが付けたんじゃないけど!!」


「お~!!キョウコか!!お前、可愛いなぁ」


頬を刷り寄せ笑う兄貴。


よかった、馬鹿だからなんとかごまかせた。


「ん??、お前雄か!!仲間だなぁ!!」


んがっ!!


そういや雄だった!!

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