秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下


あの時と……




同じ……





「……嫌だ!!あっ……ああ!!…ぁ……」


耳を両手で塞ぎ病院の白い枕に顔を擦りつける。


嫌……



『ゆうちゃんね、山行きたいの!!』


出てこないで。


『よし、じゃあ今日はお弁当作ってピクニックに行こうか』

肩車してアタシの我が儘をいつも聞いてくれたパパ―……


必死に、思い出さないようにするのに―……




ごめんねー……




パパ、ママ……



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