秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

「初!公式名前呼びおめでとう!!」


「純君……いきなり後ろから現れる攻撃止めてくんない??」

心臓がビックリするから。


てゆうか、公式名前呼びって……匡を名前で呼ぶ事になった話??




「だってもぅ次の現場行かなきゃいけない時間だから侑姫ちゃん迎えに来たんだよ」

「それだけの為に演出凝りすぎだから」



そうだよ…


ただ名前で呼ぶってだけなんだから……




名前で……











「春だね」


そう言う満面の笑みの純君。


ウザくてウザくてしょうがない。

「今はもう夏です!!早く次、モデルの仕事行くよっっ」


純君を置いてどすどす駐車場まで歩を進める。

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