秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~下

その後やっぴが部屋から出ていって堀さんの手によってアタシの顔は静かに彩られていった。


「はい、出来たよ~」

静かな沈黙を破ったのは堀さん。

メイクが終わったらしい。

「ありがとうございます」

鏡を見ると無表情で綺麗な顔をしたアタシがアタシを見ていた。


「お疲れ様。じゃあお仕事頑張ってね」


オマケにウィンクまでしてアタシを見送ってくれた。

「堀さん、可愛い~!頑張ってきまあす」

ウィンク仕返して部屋から出て、スタジオに向かった。


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