双子フタゴ兄アニ



鬼ババァに睨み付けられ仕方なく家を出た



場所は知っていたのに何も言わず、探し回る吹雪を冷めた目で見ていた


つーか、まさかまだ同じ場所で待っているとは思ってなかったんだ




ようやく吹雪の足があの公園に向いた頃には、外は薄暗くなっていた




そしたらあいつそこにいるんだよ

まだ待ってんの




薄暗い中

大木の前にじっと立つ小さいシルエットが浮かび上がっていた



同時に


その横に大きなおっさんのシルエットも浮かんでた



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