双子フタゴ兄アニ
「なめやがって!……なめやがって!!」
さっきから同じ事しか言わないボキャブラリーが貧困なおっさんは狂ったようで逆に不気味だ
何発か殴られる覚悟はしていたがやられっぱなしじゃ意味がない
体格差がある為、気を失う可能性もある
とりあえず隙をついてあいつらだけでも逃がさないとと思った
俺が殴ったくらいじゃびくともしないおっさんだが、殴るよりも効果的な方法を思いついた
歯だ
出来ればこんな変態のおっさんを噛みたくなんかねー
でもこれぐらいしか勝てそうなとこねーだろ
考えた俺はフェンスを蹴っておっさんに飛びかかるとその腕を思いっきり……
「ぎゃーーーー!!」
おっさんの声が夜の公園に響き渡っても、俺は粘りに粘って振り回されようとも食らいついて中々離さなかった