双子フタゴ兄アニ
「とっても素敵なお兄ちゃんだね」
家まで送ってもらうパトカーの中で婦警が伊吹に言った
伊吹は嬉しそうに頷いて俺の手を握り締めた
「これからも伊吹ちゃんを守ってあげてね!嵐くん」
俺も伊吹の手をグッと握り締め笑顔を作った
……使える……!
俺は確信した
妹という存在……何かと便利だ
おまけに伊吹は俺の命令に忠実で意外と根性がある
これからも役にたってくれそうだ
「当然ですよ、……かわいい妹ですから!」
本当の妹ではないけど、俺を慕(した)い俺の利益となるコイツ
妹として扱い、
まあ
何かあったら手助けしてやってもいいかな
小さな手の温もりを感じながら思った
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