双子フタゴ兄アニ
「あの〜委員会が……(あるんです お兄様)」
おそるおそるお伺いを立てる
実はわたし
図書委員といういたって地味な役職についているの
仕事はたま〜に行われる委員会と教室での出張図書館
俺様兄貴の眉はピクリと動いた
「……そうか そうだったな
(そんなしょぼい委員会まだあったな)」
「そ、そうそう 終わったらすぐに帰るから……
(今日ばかりは先に帰っていただけませんか?)」
あわててそういうわたしに
「じゃあ先に帰って待ってるな!
(帰ったら……分 か っ て る だ ろ う な)」
ひーーーー!!
なにか 聞こえる!
心の声が……
ひきつった顔のまま手を振り兄貴とお別れした