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「こんなっこんな高級な物!頂けないです!」


あたしがテンパっていると、ゆっくり手を握られた


「私が渡したいのよ。高校生活は多分ひよのちゃんにとって大変なものになると思う。特に百衣は…
なにかあったら相談してね」


特に百衣は…
って言うのには引っ掛かったけど、それよりも時計や風見さんの暖かい言葉の嬉しさの方が上だったから、あえてそこは聞かなかった


「さあ、晩ごはん食べにいきましょ。あそこのバイキング、和洋中なんでもあるんだから」


と、はしゃぎながら風見さんはスタッフルームの扉を開けた


あたしも慌てて荷物を鞄にしまい、外に出た


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