White Giraffe
落ち着いて考えて、分析した。
あたしがここで黒都と女の人が会ったのを見て、イライラしたのは嫉妬なんだろうか?
だったら、あたしの中には独占欲というモノがあったのだろうか?
…まぁいっか。
勉強が嫌いなあたしの頭が、答えが出ない問題を幾ら解こうと頑張っても無駄に等しい。
「一人で大丈夫か?」
深夜を過ぎて、もう何時間かしたら太陽が昇ってくる。
黒都は店に帰るらしく、あたしを見ていた。
「はい…あの。」
「何だよ。」
決めた。
黒都も心の内を明かしてくれたのだから。
あたしも何かをカミングアウトしようと思う。