White Giraffe
「…ホストん時、俺いつも敬語だったから。」
納得した。
運ばれてきた料理に手をつける。
「だから、止めてくれ。」
「…分かった。」
頷く。
黒都はそれに楽しそうな顔をして、微笑んだ。
あたしも嬉しくなって、微笑みかえす。
今の関係を壊したくないと思った。
キスもしない。
体の関係もない。
けど、好きな人と一緒に居れて笑いあえる。
現状維持なんて、夢のまた夢だったらしいけど。