蝙蝠の嘘
「ピーピー」

 蝙蝠は女の子から
ご飯を貰う代わりに、
森の花や木の実など
色々なモノを
プレゼントしました。

 彼女も心から
喜んでいました。

 いつまでも
この暮らしが続くかと
思っていた―――

 そんなある日。

「聞いて小鳥さん。
アタシ、目が見えるように
なるかもしれないの」

(え……?)

「外国の偉い先生が
アタシの手術をしてくれるの。
目が見えるようになったら、
一緒にピクニックに行こうね!」

(ええええ―――― !?)
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