Brother&Sister〜初めての再開〜
その時だった。

突然中庭に響きわたった怒鳴り声。



その為にせっかくのいい感じがめちゃくちゃだ!!


「ったく。だれだよ。こんな朝から先生に怒鳴られているバカは…。」



俺はぼそっと呟いた。



「こらぁ!まちなさい!」

その先生が近くに来たせいか、怒鳴り声がさらに大きく聞こえだし俺はイラついてきた。



だが、その時。


その怒鳴られている生徒の名前を先生が叫んだ。





「黒田!!黒田希望!!」



俺はハッとなった。
俺の記憶の中に明らかに残っている名前だ。



俺は記憶をたどっていった。





< 3 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop