Brother&Sister〜初めての再開〜
一線
私には耐えきれないほど激しかった。
『もう…いいかな…?』
そういわれて私は何も抵抗せずに首を縦にふった。
そしてあたし達は一線をこえてしまった。
『力……抜いて……』
――走る痛み。
――感覚が。
痛いといえば力を抜いてと言う鳴実。
言われたとうりにする。
――その夜は、私にとって、最高の夜だったのかもしれない。
でも…これは本当はダメな事なんだ。
でも、あたし達はそれでもよかったのだ。
心が通じあって分かりあえて。