REMAINDER 5 YEARS
出会い- 彼の弟 -
「こんにちは。」
今日からうちに家庭教師が来る。
家庭教師といっても彼は、
市内の某有名公立高校に通う
高校一年生だった。
当時、小学校六年生の私は
近所に頭のいいお兄ちゃんがいる、
ということで、お母さんがお願いして
家庭教師をしてもらうことになった。
今日が初めて来る日。
私はその人を連れて勉強部屋に行った。
「よろしく!沢木 純だよ。 わかんないとこあったら遠慮せず聞いてね。」
彼は緊張する私に優しい言葉をかけてくれた。
「真‥奈‥‥です。」
私は名前しか言えなかった。
彼は丁寧に勉強を教えてくれた。
学校の先生よりも、わかりやすいと思った。
「じゃ、今日はもう俺帰るね。また来週くるよ。今日教えたとこ、早めに復習しといてね。またね。」
「ありがとうございました」
彼はお母さんにお辞儀をして、
足早に帰って行った。
それいらい“純先生”に
勉強を教えてもらうことが
楽しみになった。
勉強が終わったあとの先生との
会話が毎回、楽しみだった。
いろいろなことを話してくれた。
今日からうちに家庭教師が来る。
家庭教師といっても彼は、
市内の某有名公立高校に通う
高校一年生だった。
当時、小学校六年生の私は
近所に頭のいいお兄ちゃんがいる、
ということで、お母さんがお願いして
家庭教師をしてもらうことになった。
今日が初めて来る日。
私はその人を連れて勉強部屋に行った。
「よろしく!沢木 純だよ。 わかんないとこあったら遠慮せず聞いてね。」
彼は緊張する私に優しい言葉をかけてくれた。
「真‥奈‥‥です。」
私は名前しか言えなかった。
彼は丁寧に勉強を教えてくれた。
学校の先生よりも、わかりやすいと思った。
「じゃ、今日はもう俺帰るね。また来週くるよ。今日教えたとこ、早めに復習しといてね。またね。」
「ありがとうございました」
彼はお母さんにお辞儀をして、
足早に帰って行った。
それいらい“純先生”に
勉強を教えてもらうことが
楽しみになった。
勉強が終わったあとの先生との
会話が毎回、楽しみだった。
いろいろなことを話してくれた。