空から笑ってて
あの日キミは俺の傍から、いきなりいなくなった。
最後に笑顔だけ残して。
いつも笑ってた笑顔の奥には、何を思っていたんだろう。
俺には何も言わなかったけど、心では何を考えていたんだろう。
優汐と出会ったあの日の空は晴れていた。
優汐と離れたこの日の空も晴れていた。
優汐の笑顔のように。
ときどき空を見ると思い出すよ。
優汐の笑顔を。
あの日、優汐は俺に出会わなければ
今と違った楽しい未来が待っていたのか?
あの日、俺は優汐と出会わなければ
俺はこんなにツライ思いをしなかったのか?
あの日、俺らが出会ったのは、優汐の言う通り『運命』だったのか?
だとしたら神様。
俺らが離れたのも『運命』なんですか?