空から笑ってて



「『あ。』っつったじゃん??」


「あ〜‥‥‥。俺も一緒に彪流のカノジョのクラスに行こうかなって、思っただけ。」


「メグちんに用があるの!?!?」


コイツしつけぇな。
俺は優汐がいるっつってんのに。
バカな彪流。


「優汐に用があんの。」


「知ってるし。」


にやにや笑ってやがる。
俺の言うこと分かってて言ったんだな。


「だから一緒に行こうかっ思ってた。」


「行こう!!!今すぐ行こう!!!」


「あ。」


「どこに行くんや?新井彪流。」


「もちろん、凌魁メグちんのクラスに決まってるじゃないか!!隼人くんはバカだな〜。」


「静かに話せ言うたよな?それにバカ呼ばわりかいな。」


「あ!!!」


「新井は凌魁メグじゃなこうて、職員室じゃ!!!!!!」


「いや〜!!メグちーん〜!!諒助けてよ!!!」


「‥‥‥‥‥。」


「ムシすんなよぉ〜!!!」


彪流は俺に助けを求めてるけど、関わりたくねぇ。
これはムシするに限る。
担任は怒るとこえぇから。


「さぁ、新井行くでぇ。みんなは自習しとってや?」


「いや〜!!!!!!」


がんばれ彪流‥‥‥。
< 31 / 46 >

この作品をシェア

pagetop