空から笑ってて



‥‥‥笑われました‥‥‥。


「アホや!!!オマエ頭いいのに道分からんて!!!」


笑いすぎだろ‥‥‥。
担任に聞いた俺がバカだったような気がしてきた。


「もういいわ‥‥‥。」


「あー!!笑った笑った!!!
なん?吉河帰るの?帰れんの??」


「‥‥‥‥‥。」


「帰れんのに帰ろうとしとったん!?」


また笑われた。
もう消えたい‥‥‥。


「よし!連れてったる!!たくさん笑わしてもろたしな?」


急いでると言ったら、職員専用道を通ってくれた。
ただし、笑わしたお礼だとさ。


「こっからは帰れるやろ?」

「ん。」


「ほんじゃ。」


「ありがとな。」


「どう致しまして〜!!!」


優汐が待ってる。
早く行こう。
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