空から笑ってて
―――1日目
「今日は一段と晴れてやがる‥‥‥。」
この日は、いつも学校をサボる俺が珍しく来ていた。
「あ〜。やっぱ来んじゃなかったな〜‥‥‥。」
空は青空。
ポカポカの暖かい日だった。
「あ〜暇だ‥‥‥。裏庭で昼寝でもするか。」
そう言いながら歩いてたら、誰かが声を掛けてきた。
「ねぇ??」
声のヤツは、塀に座って俺を見つめてた。
「あ??」
「アタシ秋月優汐っての。よかったら遊ばない??」
ゆうと名乗った彼女はニコッと笑った。
その人懐っこい笑顔に俺は断ることができなかった。
「いーけど‥‥‥。」
「着いて来て!!!」