太陽に輝く君 -夢空-
道のり
あたりはザワザワ。
きっと今日このあと決まる
夏の甲子園出場校,
この県の代表が気になる…
そういう人たちが
ここに集まっているから。
「真帆ちゃん?」
「ママ~っ!!」
あたしに話しかけたのは
隼翔のママ。
「あれ?真帆ちゃんだあっ」
ママの横には陸哉。
魁志はママに抱かれて。
「和磨は?」
「かずは友達とくるみたいよっ」
「そうなんだあっ「真帆~」
あたしをさえぎって
あたしの名前を呼んだのは菜緒。
「あれっ隼翔ママじゃん!
ね、はいろはいろっ」
菜緒のマシンガンにやられて
あたしとママたちは
一緒に球場の中に入った。